2020年度第20回 日本建築家協会25年賞を受賞し
日本建築家協会のJIA MAGAZINE 4月号に掲載されました。
受賞作の輝北天球館は鹿児島県の名所として県民に愛され地域の誇りを背負い
25年経った今なお世界に光を放つ青春の情熱を傾けた土地愛への私の表明です。
第20回 日本建築家協会25年賞 は 「25年以上の長きにわたり 建築の存在価値を発揮し、
美しく維持され、地域社会に貢献してきた建築 」 を登録・顕彰することで、
多様化する社会で建築が果たすべき役割を確認するとともに、
次世代につながる建築のあり方を提示することを目的とした賞です 。
輝北天球館 設計1992年
少子、高齢化が厳しい過疎地域における 地方建築のあり方と格闘し、 地域の人たちに誇りと自信、
そして感動と希望を与える コミュニティ施設を構想しました。
世界を語れる豊かな歴史、文明観をもつ 「土地の存在」 を意識化し世界に放った
一期一会の手造りによる優しく凛とした 人間の顔を持つ生命力に満ち溢れた コンクリート造です。
今回の受賞は 恩師 Professor Sir Peter Cook ピーター クック卿・教授の 長年の心遣いに感謝し
多くの仲間と恩師、田中彌壽雄教授と 共に喜びたい 。
1996年度に輝北天球館で 日本建築家協会新人賞を受賞したときの よろこびを彷彿させ
オーストリア最優秀建築賞 以来の 受賞のよろこびです 。
魂を表現しているか これが 私の設計のものさしです 。
In 2020 I received the 20th Japan Institute of Architects 25th Year Award.