心 音 の い え House Shinon |
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始まりは一本の樹
樹が空に向かって立ち、天に届こうとしている姿は清々しく神々しい。大自然と神々と人が一体だった古の時代に想いを馳せ、円柱に囲まれた聖域をつくりだすことから設計が始まった。 清らかな自然の木を神木として扱い、手鉋で丹念に心音の世界を具現化した。 天然素材の多様な組み合わせによって成り立つ多様性が、味わいとなり、呼吸する空間である。
個と全体との関係性は、生活者を空間体験者として参加することを促し、時間軸の中において初めてその位相関係を発現する。空間における関係位置の絶えざる変化は建築の生気を人間の心に伝達し、それにより空間を全体として把握する想像力や感性が刺激され、生活者の芸術的感覚を喚起します。 都心に建つ4人家族の木造住宅。
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Ambiguous Existence
A seemingly chaotic relationship between the parts and the whole requires
beholders to be participants in experience, and it only becomes apparent
in a progression of their own movement through time and space. The ever
changing relationships provide a unique vitality of architecture for their
mind and inspire their imagination and artistic sensibility. |
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